大泉黒石全集 第6巻 葡萄牙女の手紙

電子
2,500(税込)
出版社 株式会社緑書房
発売日 2015年11月1日
ページ数 312 ページ
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大泉黒石全集 第6巻 葡萄牙女の手紙の内容
文学史の闇に輝く日本のドストエフスキーが、対話と告白で現代小説の方法を構築し、宇宙の中の生存の謎を追求して彷徨える現代人の心に啾々と訴える幻の名作群!! 純文学や大衆文学という日本文壇の枠を超えた国際人黒石の孤高の冴えが構築した思想と笑いの世界! ・内容 編集 大泉黒石全集刊行会 全9巻妯 第六巻:葡萄牙女の手紙――短篇集  黒石の小説の構成の緊密さは妖しいばかりで、まさに世界第一級の作品であるが、ポルトガル女の手紙は、寛永七年の隠れキリシタンに材をとった、ポルトガル女性の手紙というし書簡体の小説である。 踏絵に向かう劇的構成は、書簡体小説の陥り易い冗長とは程遠い名作である。  本編収録の“弥次郎兵衛と喜多八”に到っては、架空の物語として読ませるという至芸で、平賀源内に連なる戯作の技を世界文学に押し上げた華である。 〈本編収録作品〉 ポルトガル女の手紙/心癌狂/戯談/女が男になる話/奇なる邂逅/眼中星/赤い船/犬儒哲学者/不死身/聖母観音興廃/弥次郎兵衛と喜多八

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