大泉黒石全集 第1巻 人間開業

電子
2,500(税込)
出版社 株式会社緑書房
発売日 2015年11月1日
ページ数 302 ページ
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大泉黒石全集 第1巻 人間開業の内容
文学史の闇に輝く日本のドストエフスキーが、対話と告白で現代小説の方法を構築し、宇宙の中の生存の謎を追求して彷徨える現代人の心に啾々と訴える幻の名作群!! 純文学や大衆文学という日本文壇の枠を超えた国際人黒石の孤高の冴えが構築した思想と笑いの世界! ・内容 編集 大泉黒石全集刊行会 全9巻妯 第一巻:人間開業(俺の自序伝) 「アレキサンドル・ワホウヰッチは、俺の親爺だ。親爺はロシア人だが、俺は国際的の居候だ。『俺の自叙伝』は「中央公論」に連載され、爆発的な成功を収めた大泉黒石の出生作である。 自伝が出世作という顛倒した出発ぶりも、なかなか黒石らしい。大正八年から大正十一年にわたる断続された随筆で、祖母のもとでの生活、親戚をたらい廻しにされた厄介者時代、伯母をたよってロシアでの生活、フランスでの生活、日本へ舞い戻ってからの生活を波瀾万丈の逸話の連打で盛りあげた数奇の力作である。 ロシア革命の内乱に巻き込まれ、ペトログラードの橋を年上の愛人コロドナの屍体をひきずって走る青年時代の黒石の姿は、迫力をもって迫ってくる。

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